家の購入にあたっては、多くの人が住宅ローンを利用します。
なかには、ペアローンの利用を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、家の購入時に利用できるペアローンの特徴を解説します。
メリットとデメリットについてもご説明するので、不動産の購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
家の購入に利用できるペアローンの特徴
ペアローンとは、一定の収入がある同居親族とともに、それぞれが債務者として住宅ローンを契約する方法です。
単独の年収だけでは借り入れ可能額が希望の金額に届かないケースなどで、借り入れ額を増やすために利用されます。
ペアローンの大きな特徴は、収入は合算するものの、借り入れ額も毎月の返済額もそれぞれが個別に設定できる、独立したローンである点です。
各自がお互いの連帯保証人となり、団体信用生命保険に加入します。
家の購入に利用できるペアローンのメリットとは
家の購入にペアローンを利用するメリットは、まず借り入れ額が増やせる点です。
収入を合算してローンを組むので、単独の場合よりも借り入れ額が高くなり、物件の選択肢が広がります。
ひとりの借り入れ額では手の届かなかった物件も、ペアローンを利用すれば購入できる可能性があります。
また、ペアローンを組むと、それぞれに住宅ローン控除が適用されるのも利点です。
住宅ローン控除とは、要件を満たせば、対象の住宅に住み始めてから13年間はローン残高の1%分の税金が控除される制度です。
ペアローンの場合は、両方にその控除が適用されるため、節税効果が高くなります。
さらに、それぞれが団体信用生命保険に加入できるのもメリットといえます。
どちらか一方に万が一の事態が発生した場合に、いずれかの債務が弁済されるため、安心して借り入れができます。
家の購入にペアローンを利用するデメリット
ペアローンのデメリットは、まず団体信用生命保険に加入する効果が低くなる点です。
たとえば夫ひとりの債務で団体信用生命保険に加入している場合、夫の死亡時には残債が弁済されるため、それ以降のローンは支払う必要がありません。
しかし、ペアローンだと、万が一の場合に一方の残債が弁済されても、もう一方の残債は残ったままです。
また、諸費用がかさむのもペアローンのデメリットといえます。
住宅ローンを2つ契約するので、手続きにかかる登記費用や司法書士報酬、印紙代などがすべて2倍必要です。
まとめ
以上、家の購入に利用できるペアローンについて解説しました。
ペアローンは、夫婦などの同居親族と一緒に、それぞれが債務者としてローンを組む方法です。
これから不動産の購入を検討されている方は、これらのメリットとデメリットを理解したうえで慎重に判断しましょう。
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