最近は防犯性で賃貸物件でも、鍵にディンプルキーを採用している物件も増えてきています。
ディンプルキーは防犯面での心配が少ないといわれていますが、その理由は何なのでしょうか。
今回は、ディンプルキーのメリットとデメリットや、合鍵を作る方法・費用などについてくわしくご紹介します。
ディンプルキーの特徴とは?メリットとデメリットを解説
賃貸物件で採用されているものの多くは、側面がギザギザしている鍵です。
しかし、ここ数年で急増したピッキング犯罪による被害を受け、ディンプルキーに交換する物件が増えてきています。
ディンプルキーとはさまざまな大きさや深さの丸いくぼみが数個ある鍵のことで、このくぼみと鍵穴のピンが一致すると鍵が開くのです。
くぼみは1つひとつ違って非常に精密にできているため、ピッキングで開けることはほぼ不可能と考えられます。
くぼみやピンの数が少ないものだと造りが簡単な分、ピッキングが可能なものもありますが、性能のよいものを選べば被害に遭う可能性は格段に低くなるでしょう。
空き巣犯としてもターゲットにしたくないのが本音です。
ただし、ディンプルキーはほかのタイプの鍵に比べて作製費用が高額になりやすいのが特徴です。
構造が複雑な分、作るのに手間がかかるのは当然のことですが、鍵を紛失してしまったときの鍵開けや合鍵作製にも高額な費用がかかるので注意してください。
ディンプルキーの特徴とは?合鍵作製時の注意点
ディンプルキーは簡単に合鍵を作れません。
特殊な機械や技術が必要になるため、鍵屋でも作製を断られるところもあるのです。
作製できるとしても、一般的な鍵屋の場合で5,000円程度と、ほかの鍵に比べると費用が高額になります。
インターネットで依頼できる鍵業者なら2,000円~3,000円程度で済む場合がほとんどですが、依頼してから手元に届くまで2~4週間ほどかかるため、急いでいるときにはおすすめできません。
その日のうちに作製可能な場合もあるため、鍵屋の実店舗に依頼したほうがよいでしょう。
ディンプルキーは少しでも誤差があると「開かない」「ささらない」「抜けない」などのトラブルが生じてしまうため、合鍵からは複製して作れません。
必ず元の純正キーから合鍵を作るようにしましょう。