土地を売却したいときや、相続するときなど、所有している不動産の価値を知りたいときがあります。
あなたは、不動産の価格がどのように決まるか知っていますか?
同じような条件に見える不動産でも、価格がまったく違うものもありますよね。
ここでは、そんな不動産の価格の決め方を詳しく解説していきます。
不動産価格の決め方はとっても複雑!査定額に関わる主な要因とは?
たとえば同じ「築5年、30坪」の戸建てでも、そのエリアや立地条件によって価格は大きく変わってきます。
不動産の査定価格とは、ほとんどが「土地」によって変動するのです。
では、土地の価値を決める要因とはどのようなものがあるのでしょうか。
主なものを挙げると、用途規則、接面道路の状況、面積、駅までの距離、土地の形などです。
これだけを見ても、土地の価格の決め方が複雑であることがわかりますね。
不動産の価格は土地の価格!査定額の決め方を解説
では、査定額の具体的な決め方を、主な要因にしぼって解説していきます。
<用途規則>
もっとも土地の価格に影響をあたえるのは「用途規則」です。
土地は法律や条例などにより、エリアによって建てられる建物の高さや用途が決められてます。
つまりマンションや店舗など、利用用途が幅広い土地ほど価格が上がるというわけです。
<接面道路>
接している道路の幅が広いほど容積率が上がり、土地を大きく活用できるためです。
また、道路に接している面が多いほど、土地が活用しやすいため価値は上がります。
<土地の形状>
間口が広く、きれいな四角に近い形の土地は使い勝手がいいため価格も上がります。
逆に、間口が狭く奥に細長かったり、三角形やおうとつのある土地は無駄なスペースができやすいため、価値は下がりやすいといえるでしょう。
<周辺環境>
近くに「嫌悪施設」がある場合も価格に影響がでます。
嫌悪施設とは法律で指定されているものではありませんが、一般的にはごみ処理場や墓地、火葬場などのことを差します。
また、騒音や臭いが気になる施設であったり、電磁波の影響が懸念される高圧線、反社会的組織の事務所などがある場合も嫌悪施設に該当します。
まとめ
土地の価格は、駅からの距離や面積の広さといったわかりやすい要因もありますが、それ以外にも複雑な査定が入って決められていることがわかります。
それら一つ一つで査定額は大きく変わってきますので、不動産売却の際には信頼できる不動産会社をしっかりと見極めて、相談してみてくださいね。