近年、スマートフォンなどで普及している指紋認証システムですが、戸建ての玄関の鍵として利用する、いわゆる「指紋認証キー」にする家庭も増加しています。
指紋認証キーとは、スマートフォン同様、錠部分に事前に利用者の指紋を登録しておき、登録済の指紋を認証したら開いたり閉じたりする仕組みの鍵です。
一見、便利に思える指紋認証キーですが実際にはどのような効果や注意点があるのでしょうか?
ここでは、生体認証を玄関の鍵に導入するメリット・デメリットについてご紹介します。
防犯面でも安心!戸建ての玄関に生体認証キーを導入するメリット
玄関先の指紋認証キーを導入する最大のメリットは、防犯面でのリスクが軽減されることです。
従来の鍵の場合、簡単にピッキングされてしまったり、知らぬ間に合鍵を作られて愛用されたりと勝手に他人に利用されるリスクがあります。
しかし、指紋は同じものが存在しないため、悪用されるリスクが減ります。
防犯面での安全性を高めるために、指紋認証キーを導入する人が多いでしょう。
また、日常面での利便性も高まります。
うっかり鍵を持って出るのを忘れたり、持って出ても大きなカバンの中から探すのに苦労したり、意外と鍵に手こずるシーンは多いものです。
そういった場面でも指紋認証キーであれば、鍵を持って出る必要も探す必要もなくワンタッチでドアを開けられます。
さらに、家を売却する場合にも、本来であれば鍵の交換が必要ですが、指紋認証キーの場合はデータを消去するだけで済みます。
このように、指紋認証キーには、防犯面だけでなく利便性も高めるメリットがあります。
気を付けたい注意点も!戸建てで生体認証キーを導入するデメリット
防犯面での安全性が高まる一方で、指紋認証キーの場合、万が一の際に誰も中に入れなくなる可能性もあります。
特に一人暮らしの場合は、緊急時に備えて駆けつけてくれる信頼できる身内の指紋も登録しておくと安心です。
また、指にケガをしていたり、乾燥していたりと指の調子がよくない場合、なかなか指紋を認証してもらえないこともあります。
ただし、そういった場合に備えてパスワードやスペアのカードキーが用意されていることが多いため、不具合があった際にも対処はできます。