2000年代から急速に普及して、現在では多くの住宅において標準装備となりつつあるオール電化の住宅。
いろいろなメリットがあると言われるオール電化住宅ですが、オール電化にするメリットとデメリットには実際にどんなものがあるのか見ていきたいと思います。
人気のあるオール電化住宅のメリットとは?
日本国内でオール電化住宅が普及しはじめたのは2000年代。
2021年を迎えた現在は、オール電化住宅も日本全国に広がり、使い勝手のよい優良住宅としてのイメージが確立されつつありますよね。
毎日の生活に欠かせないお料理・洗濯・お風呂などに必要なすべてのエネルギーを電気でまかなうオール電化住宅。
一番のメリットは、キッチンでも火を使わなくなるため、火災の発生率が低くなるという安全面でのメリット。
とくに、高齢者が暮らしている家庭などは、安全面を考慮してオール電化を選ぶことが多くなっています。
また、自家発電した電力を消費できるエコなエネルギーであること、ガス料金がいらなくなり光熱費を電気料金に一本化できることなども、メリットとしてよく知られています。
新築一戸建てをオール電化にする場合などは、ガス配管工事が不要になるため、結果的に建設コストがおさえられるというのも意外なメリットです。
オール電化住宅のデメリットとは?注意点もチェック!
毎日の暮らしがぐっと便利でエコになることでも人気のオール電化。
メリットの多いオール電化住宅ですが、きちんとおさえておきたいデメリットや注意点ももちろん存在します。
まず、最初の段階でのデメリットとなるのが、IHクッキングヒーター・エコキュート・電気温水器・電気給湯器などにかかる初期費用が意外と高くつくこと。
それに加え、IHクッキングヒーター用の料理器具を揃える必要もありますし、オール電化のための機器を設置するスペース確保がデメリットとなってしまうこともあります。
また、選択するオール電化の電気料金のプラン内容によっては、夜間の電気代が割安になる代わりに日中の電気代が割高になってしまうこともあります。
中でも、よく知られているデメリットは停電時などにお湯を沸かすことも困難になるため、簡単な料理すらできなくなってしまうこと。
より快適な毎日のためには、太陽光発電システムを導入しておくのもひとつの手ですし、もしもの時のために、家庭用蓄電池を導入しておくのもおすすめです。
台風や地震などの自然災害や停電などに備えて、カセットコンロや電池式のポータブルラジオなどを準備しておくと安心です。