「六曜」とは何か、ご存じでしょうか。
「大安」や「仏滅」など、カレンダーに記載されている6種類の日のことを言い、吉凶の指標となるものです。
今回は住宅の購入を検討されている方に向けて、六曜とは何かを説明するとともに、不動産の購入によいとされている日をご紹介します。
住宅の購入で気になる六曜とは何か?大安や仏滅以外も覚えておこう!
六曜とは、「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の6種類を、吉と凶に分けたものです。
六曜は、一般的に以下のような解釈をします。
●先勝(午前中は吉、午後は凶)
●友引(朝と夕方は吉、正午は凶)
●先負(午前中は凶、午後は吉)
●仏滅(すべて凶)
●大安(すべて吉)
●赤口(正午は吉、その前後は大凶、他は凶)
「結婚式には大安か友引がよい」、「お葬式では友引を避ける」などの話を、聞いたことがあるかもしれませんね。
鎌倉時代に中国から伝わったと言われていますが、このような解釈が一般的になったのは戦後です。
六曜は、基本的に上記の順番で繰り返されます。
ただし「旧暦の1月1日と7月1日は先勝」など、旧暦の各月初めは決められた日になるため、順番が変わります。
不動産の取引によい日とは?住宅購入では六曜も参考にして予定を立てよう!
日本には、冠婚葬祭の日取りを決めるときに六曜を重視する慣習があります。
ですから住宅の購入など、不動産の取引においても、六曜を大切にすることが多くあります。
住宅の購入における大きなイベントは、「契約・地鎮祭・上棟式・引き渡し・引っ越し」です。
それぞれに、よいとされる六曜があるので、ご紹介しましょう。
まず購入の契約をする日は、大安か先勝がおすすめで、仏滅と赤口は避けたほうがよいと言われています。
工事の前に安全を祈願する地鎮祭や、棟上げできたことを祝う上棟式を行うのは、大安や友引がよいでしょう。
そして、引き渡し日や引っ越し日には大安が好まれ、仏滅や赤口はあまり縁起がよくないそうです。
赤口は「火」や「血」を連想するため、建築に関する契約や行事では避けられる傾向にあります。
厳密に守る必要はありませんが、新しい住宅でのスタートを気持ちよく迎えるために、気に留めておくとよいかもしれませんね。