新たに投資を始めるために不動産購入を考えたとき、どれくらい頭金を払えばいいのかについて悩む方も多いのはないでしょうか。
実は不動産購入にはかならずしも頭金が必要なわけではなく、条件を満たせば頭金ゼロでの購入も難しくありません。
この記事では、不動産購入を検討している方に向けて、不動産を頭金ゼロで購入する際のメリットやデメリットについてご紹介します。
不動産を頭金ゼロで購入する際のメリット
不動産を頭金ゼロで購入するメリットは大きく分けて2つあるので順番に見ていきましょう。
1つ目のメリットは、頭金ゼロのほうが、頭金ありで購入した場合よりも負担が軽くなる可能性があることです。
現在は低金利状態が続いており、大金を貯金しておいてもなかなか資産が増えず、あまり効果が期待できないことはご存知ですよね。
低金利のため、昔のように銀行に預けるだけでお金が増えていかないことはデメリットのように感じられますが、実はお金を借り入れる際には大きなメリットにもなり得ます。
そのため頭金を貯金するうちに金利が上がってしまう可能性を考えると、低金利のうちに不動産を購入してしまったほうが結果的に金銭的に得をする可能性もあります。
2つ目のメリットは、頭金ゼロで不動産を購入することにより一度で大きな出費を抑えられるため、そのぶん現金を貯蓄しておけることです。
万が一の事故や、近年頻発する豪雨災害、新型感染症による所得の低下などのリスクを考えると、いつどこでまとまったお金が必要になるかわかりませんよね。
そのため頭金が払えるほど資産を持っている場合でも、あえて頭金ゼロを選択するのもいいでしょう。
不動産を頭金ゼロで購入する際のデメリット
次に不動産を頭金ゼロで購入する場合に考えられるデメリットを2つ紹介します。
1つ目は、購入する不動産の価格を、頭金を含めてすべて住宅ローンで支払うことになるため、金利が上昇することです。
頭金を含めた借入額と、頭金ありのパターンよりも上昇した金利分の金額を数十年かけて支払う必要があることを念頭に置くようにしましょう。
2つ目のデメリットは不動産の売却時に住宅ローンが残ってしまう可能性がある点です。
不動産の価値は時勢の変化や劣化具合によって低下する可能性があるので、そうなった場合住宅ローン残高の返済に難航する可能性もあるかもしれません。
まとめ
不動産を頭金ゼロで購入すると、自己資産を温存できるメリットと、金利が上昇したり将来住宅ローンが残ってしまったりするデメリットがあります。
不動産の購入時に頭金ゼロで購入するかどうか迷っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。