戸建て住宅を建てる際「基礎パッキング工法」という言葉について、耳にしたことはありませんか。
基礎パッキング工法とは"床下の換気をするための設備"で、多くの木造住宅で採用されています。
そもそも基礎パッキング工法とはどんなものなのか、どんな役割があるのかなど、メリットデメリットを含めて解説します。
木造戸建て住宅の画期的な床下換気設備!基礎パッキング工法とは?
「基礎パッキング工法」とは、家の基礎と建物の間に床下換気のための部材を組み込む工法で、「基礎パッキン工法」とも呼ばれます。
一般的には、基礎コンクリートと土台の間に隙間を設けて、硬質ゴム製や合成樹脂製、ステンレス製などの基礎パッキンを挟み込み、基礎部分全体の広さで床下換気を促す仕組みです。
従来の工法では「床下換気口」を作って換気をおこなっていましたが、建物の角に設置することができないため、部分的に通気性が劣ることが問題でした。
また、床下換気口周辺から亀裂が入りやすく、建物の強度が落ちてしまうデメリットもありました。
基礎パッキング工法は、場所によって通気性や強度が劣ることがなく、床下換気口がないため、害虫や小動物の侵入も避けることができ、より衛生的な環境を保つことができます。
木造戸建て住宅で基礎パッキング工法を採用するメリットデメリット
基礎パッキング工法は比較的新しい技術ですから、採用を検討している段階でメリットとデメリットについてチェックしておきましょう。
見た目がスマート!基礎パッキング工法のメリット
●床下換気口がないため、見た目がスマートで高いデザイン性の家づくりができる
●床下の換気効率が高いので湿気にくい
●床下換気扇を設置する必要がない
●基礎に雨水が侵入しにくい
●パッキンが樹脂製などのため腐食しにくい
●シロアリやネズミなどの害虫や小動物の被害を防止できる
技術力に差?基礎パッキング工法のデメリット
●新しい技術のため、採用していない業者もある
●業者の実績によって技術に差が出やすい
●樹脂部材の将来的な耐久性に不安が残る
まとめ
木造戸建て住宅の基礎パッキング工法や、メリットデメリットについて解説しました。
この工法は、気候や環境によって向き不向きがあります。
「雨量が多く、温暖な気候の地域」や「山林や池・川などが近く、害虫やネズミの被害に遭いやすい地域」に住む人、また「従来の工法に不満がある」人に向いている技術といえます。
業者を選ぶときは、実績を参考にして選ぶといいでしょう。
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